2023年度英語で読む国際関係入門B(後期火曜2限)のページ

第15回 2月6日

授業前半のディスカッション 「本」を起点とするまちづくり

映像資料

ディスカッションしたこと

授業のまとめ、振り返り

これまでの授業を振り返り、「教養としてのコンピューターサイエンス」「静岡県立大学国際関係学部生が今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識」について自由に議論する。主に以下の点について議論する。

第14回 1月30日

映像資料で学ぶメディア・コミュニケーション 21世紀の大量監視社会

以下の映画を視聴し、アメリカ政府による大規模な国民活動監視・通信傍受・スパイ行為を告発した「スノーデン事件」について理解を深める。テキスト序章・14章を参照のこと。

電子メールの暗号化の実際

香港の高級ホテルでの独占インタビュー2日目の火曜日(2013年6月4日)、スノーデンは取材陣に対して電子メールの暗号化を以下のように指南した(映画の31分30秒からのシーン)。

暗号化さえすればどこから送ってもOKです。ポイントはカプセル化して解読を不可能にすることです。(中略)カプセル化は常に行なってください。難しそうでしょうが簡単です。

スノーデンが言うとおり、電子メールの暗号化は特別に難しいものではない。適切な知識と技術があれば誰でも暗号メールを利用できる。もちろん、必要最低限の知識と技術を習得しなければならないから、難しいといえば難しい。インターネットセキュリティサービスを提供しているカスペルスキーの解説によれば、GmailやMicrosoft Outlookでも暗号メールを利用することができる。興味がある人はぜひトライしてほしい。言うまでもないが、コンピューティングについての適切な知識なければ、解説を読み解くことはできない。単に解説を読めばわかるのだというように勘違いしないでほしい。

私自身の経験を言えば、暗号メールを利用したことはない。暗号化しなければならない重要なメッセージをやり取りする機会がなく、暗号を利用しなければならない任務を担当したこともないからだ。もし機密情報を扱うとすれば、パスワード付きOfficeドキュメント・PDFファイルを電子メールの添付ファルでやりとりする、という程度だ。

第13回 1月23日

授業前半のディスカッション

講読資料 SNSコミュニケーションをめぐる世代間ギャップ

ディスカッションしたこと

あとで書きます

授業後半参考映像資料 テキスト第14章:次に来るものは?

情報通信技術を駆使した市民参加型のオープン・ソース・インテリジェンス(Open Source INTelligence, OSINT)がより高度に発展していくのではないか。市民・民間レベルの調査報道やファクトチェックと国家レベルの諜報活動や外交政策がより深く結びついていくのではないか。

第12回 1月16日

映像資料で学ぶメディア・コミュニケーション 戦時下の諜報活動

以下の映画を視聴し、第二次世界大戦中のドイツ軍が開発した機械式暗号機「エニグマ」による秘匿通信について理解を深める。テキスト13章を参照のこと。

劇中の暗号文について

少年アランは寄宿学校の同級生クリストファーから影響を受け、暗号に熱中していく。アランとクリストファーは、秘密の手紙を退屈な授業中にやり取りする親密な関係だった。数学教師に見つかりゴミ箱に捨てられたクリストファーからの手紙には「WII CSY MR XAS PSRK AIIOW HIEVIWX JVMIRH」と書かれていた。ゴミ箱から手紙を拾ったアランは「SEE YOU IN TWO LONG WEEKS DEAREST FRIEND(親愛なる友よ 長い2週間が過ぎたら会える)」という平文(もとのメッセージ)をいともたやすく解読した(映画の50分前後のシーン)。第10回授業に向けての課題を振り返れば分かるが、この暗号は「シーザー暗号(単換字式暗号)」の「rot4」だ。暗号文をアルファベット4文字ずつずらせば、クリストファーからのメッセージが浮かび上がってくる。暗号の専門的な知識がなくても、クイズやパズルが好きな人にとっては解読はそんなに難しくないはずだ。

一方で、アランがクリストファーに手渡すことができなかった暗号文は高度なものだ。アランは「I LOVE YOU(愛してる)」を「P ZQAE TQR」に変換した(映画の1時間5分前後のシーン)。文章が1文字1単語で始まっているが、「P」は不定冠詞「A」や一人称単数「I」などを表すことは容易に想像できる。しかし、他の文字を同じ文字数分ずらすとつじつまが合わなくなる。また、暗号文と平文には「E」が同じ位置に使われているが、まったくズレがない。このことから、アランが使った暗号(または独自に開発した暗号)はシーザー暗号よりも強力であることが推測される。クイズやパズルの知識ではこの暗号を解読することはできないのではないか。少なくとも私には解読ができなかった(私はクイズ好きでもパズル好きでもないし、暗号の知識も専門性もないから当たり前なのだが)。解読に興味がある人はこのページを参考に、ぜひトライしてもらいたい。

1920年代のイギリスでは、アランが心に秘めていたクリストファーへの思いは言葉にすることができなかった。だが、誰にも知られることなく本当の思いをクリストファーに伝える手段がアランにはあった。その手段こそ、クリストファーが導いてくれた暗号の世界だった。暗号に込めたメッセージをクリストファーなら解読できるはずだ。自分の思いをクリストファーに伝えたい。アランは強く思っていたのだろう。

第11回 12月19日

授業前半のディスカッション

講読資料 ポイント経済の仕組み

参考資料

ディスカッションしたこと

授業後半参考ウェブサイト

文章の読解力は周辺知識を身に着けながら向上させる

授業にも慣れてきたと思ったら、年内の授業はこれで終わりだ。振り返ってみると、そもそもこの授業は一体何なのか、という疑問が依然として残る。この授業は国際無関係で、将来役立つ知識や技術を直接扱わない、ということは(百歩譲って)受け入れる。でも、この授業は「英語で読む」だ。授業を通じて英語の能力が向上したと思えない。しかも、授業の半分は日本語の資料の講読だ。英語の読解力を向上させようという意図や熱意が教員から感じられない。教員としての責務や責任を放棄していると言わざるを得ない。担当教員が居直っているのだとしたら、決して許されることではない。教員に抗議する意味で、授業では絶対に発言しないようにしたいと思う。

...という考えを捨ててください。文章の読解力はそんなに簡単に向上しません。勉強したらその分だけ向上するということはありません。少なくとも私の経験から言えば、行ったり来たり、一進一退、昨日理解できたことを今日はまったく思い出せない...ということばかりです。英語の文章の読解力ならなおさらです。日本語の文章でも難しいのですから。

文章の読解に限りませんが、何かものごとを学ぶ時にはそれだけに集中するのはよくないと思います。何か別のことを並行して行うのがよいと思います。英語の文章の読解についていえば、単語の意味を調べて日本語訳ができたとしても、扱われているトピックについての基礎知識がなければより正しい理解には到達しません。トピックの文化的・社会的背景についての知識、関連するトピックについての知識...そのようなものも必要になってくるでしょう。この授業では、日本語の資料を補助教材として、周辺知識を補うようにしています。授業の目的は、単に「英語を読む」ことにあるのではありません。「英語で読む」ことを通じて、身近な社会問題の理解を深めることにあります。

いうまでもありませんが、私の授業の進め方が完全無欠だということはありません。こんな授業は無意味でムダだというのであれば、授業評価・教員評価で最低点をつけてください。

第10回 12月12日

授業前半のディスカッション 法人向けITコンサルティング企業の業務内容

講読資料

ディスカッションしたこと

業務紹介記事の中で、コンピューティングを専門としないごく一般的な大学生が理解できない用語・表現、解説や説明が必要な箇所として、以下があがった。

  1. VPN, virtual private network(冒頭の図「 テレワーク時のセキュリティ事故事例」)
  2. ポップアップ詐欺(1-2)
  3. パソコンの「乗っ取り」(1-2)
  4. AWS, Amazon Web Service(5-2)
  5. FS, Federation Service, Federation Server(5-2の概念図)
  6. AD, Active Directory(5-2の概念図)

言い換えると、上記の用語や表現は、ごく一般的な会社員・インターネットユーザーにとっては馴染みがなく、正確な意味や定義もわからない。つまり、業務紹介記事だけでは、コンサルティング業務の要点、提供サービスの特徴、他社と比較した自社の長所...いわゆる「セールスポイント」は意図どおりに正しく理解されない可能性がある。この不確実性を埋めるのが、営業担当者が行う業務だ。顧客(候補)との対話を通じて、疑問点を解消してもらう、理解できないことを理解してもらう、不明なことを明瞭にする...いわゆる「営業活動」「打ち合わせ」「プレゼンテーション」だ。

参考までに、青山がほぼ正確に解説・説明できるのは2・3(実害を受けたことはない)、かなり自信を持って解説・説明できるのは1・4(いずれも使ったことがない)、それなりの精度で解説・説明できるのは6(構築・実装に携わったことはないが、管理運用に携わっている)、まったく意味が分らないのは5(初見ではFile Serverかと思った)。だから、もし青山がプレゼンテーションを受ける立場だったら、「FSとADの構築、監視・保守」を中心に、サービス概念図の03の04の2つについて質問し、詳細な情報提供を求めることになる。

意識や態度を身に着ける

授業にも慣れ、他の受講生とも顔なじみ以上の関係になり、学内で見かけたら軽くあいさつできるようになった。そのこととはちょっと脇に置いておいて、そもそもこの授業は一体何なのだ? この授業は「国際関係入門」だが、内容は国際無関係だ。国際関係を学ぼうと大志を抱いてこの学部に入学したが、国際無関係な授業に失望した。さらに言えば、国際無関係なことを学んでも将来役立ちそうもない。役立たない内容を学ぶのは時間の無駄で無意味だ。無駄で無意味な授業を担当している教員に抗議する意味で、授業では絶対に発言しないようにしたいと思う。

...という考えを捨ててください。授業内容が国際無関係であることはまったくそのとおりです。ですが、授業で学んでいることが将来役立たないというのは明らかに間違っています。他の教員のことは知りませんが、少なくとも私には、国際関係的でかつ確実に将来役に立つ知識や技術を教えることはできません。それは他の授業で身に着けてください(申し訳ありません)。私が身に着けてもらいたいと思っていることは、発言の仕方、教員への接し方、これまでとは違う勉強の仕方...といったことです。すでに身に着けている知識や技術のアップデート、未知のものに取り組む時の根性や気合いの出し方...こういったことも含めましょう。

ちなみに、この授業では最初、発言を求めてもほとんど誰も発言してくれませんでした。発言しろと強く挑発してやっと誰かが発言する、という感じでした。それがいまでは、挑発されなくても発言するようになりました。絶対に発言するなと厳重注意しても勝手気ままに発言していた小学生が、月日を経て大学生になると何の発言もしなくなります。ですが、みなさんは変わりました。これはこの授業の成果だと思っています。

第9回 12月5日

授業前半のディスカッション ドメイン取得の実際

講読資料

参考ウェブサイト

ディスカッションしたこと

授業後半参考ウェブサイト

独自に調査してわかったことを発言する

授業にも慣れ、他の受講生とも顔なじみになってきた。だが、教員の言動はすべてが上から目線だ。受講生のレベルに合わせようとする誠意が見られない。端的に言えば、学生本意ではない。例えば、レポートに書いてあることを簡単に紹介してほしいと言うが、レポートの内容をディスるための罠に違いない。受講生はレポート内容や発言について教員から吊るし上げにされ、他の受講生の前で教員からの一方的に攻撃に耐え続けなければならない。そういう苦しみを教員はまったく理解していない。学生本意ではない教員からの呼びかけに応える必要はないから、授業では絶対に発言しないようにしたいと思う。

...という考えを捨ててください。レポートに書いてあることを紹介してほしいというのは、それが授業の進行に大きな意味を持つからです。それが正しいとか間違っているとか、関係ありません。もし正しいとしたら、それはすばらしいことですから、シェアしたほうがよいのです。もし間違っているとしても、他の受講生の多くも同じように間違っているでしょうから、そのこともシェアしたほうがよいのです。特に、自分自身で独自に工夫して書き上げた調査結果を報告する場合ならなおさらです。調査結果とその真偽、価値や意義を授業全体でシェアしないとすれば、なんともったいないことでしょうか。

第8回 11月21日

授業前半のディスカッション 家庭用無線LANルーターのセキュリティー対策

講読資料

参考資料

ディスカッションしたこと

授業後半資料

すでに頭の中にあることを発言する その2

授業にもすっかり慣れ、他の受講生ともかなり顔なじみになってきた。だが、教員が言うことはいまだにしっくりこないし、受講生への働きかけがいちいち気に障る。頭の中にすでにある答えや意見を発言してくれないと困ると言われたって、頭の中がすっきりしないからうまく発言できないのだ。それに、資料を読み進めていくと、ついさっき考えていたことを忘れてしまうのだ。頭の中をすっきりさせようとしている時にいろいろと言われるのは、本当に腹立たしい。考えていたことを思い出そうとしている時にとやかく言われると、まったく集中できなくなる。こんな思いをしてまで発言しなければならない義務はない。今後はもう発言しないようにしたいと思う。

...という考えを捨ててください。ついさっきまで頭の中にあった答えや意見を思い出せないのは、大学生としてはいかがなものかと思います。なぜメモを取っておかないのですか。メモを取ってあれば、それを読み上げるだけで立派な発言になりますよ。紙と鉛筆を使うのがイヤならば、パソコンやスマホを使えばいいのではないですか。人間の記憶はいい加減であやふやなものですから、その欠点を補うために筆記用具を使えばいいのではないですか。

第7回 11月14日

映像資料で学ぶメディア・コミュニケーション コミュニケーション・ツールの変遷

江戸時代中期から明治期にかけて日本で利用されていた「旗振り通信」についての映像資料を視聴し、情報通信の歴史について理解を深める。

参考資料

旗振り通信
腕木通信

すでに頭の中にあることを発言する

授業にもかなり慣れ、他の受講生ともよりいっそう顔なじみになってきた。だが、正直言って、教員にはどうにも親近感が湧かない。授業時間中にいろいろ質問してくるが、絶対に裏があるに違いない。簡単に答えられそうだが、実は引っかけ問題で、間違った答えをした受講生を精神的に追い込もうとしているに違いない。思いつきでいい加減に答えて構わない、小学校ですでに習っているはずだ、中学生でも答えられるはずだ...その他にも大学生を侮辱するような失礼な問いかけばかりだ。教員としてあるまじき不穏当発言だ。授業ではしっかりじっくり考えて答えや意見を言いたいと思っているのに、それが許されないのはまったく不可解だ。大学生の学びの機会を台無しにしている。授業という神聖な場を穢している。本当に腹立たしい。今後はもう発言しないようにしたいと思う。

...という考えを捨ててください。頭の中にすでにある答えや意見を発言してくれないと、授業を進めることができません。答えを探し出すためにこれから一生懸命考えるとか、ごちゃごちゃしている意見をすっきりまとめて5分間で説明するとか、そういうことをリクエストしているのではありません。もうすでにそこにある答えや意見を教えてほしい、それ以上の何ものでもありません。みなさんの考えていることや知っていることは私にとってはわかりませんから、言ってくれないと本当に困ってしまいます。考えがいっさい浮かばない、答えを知らない、ということもあるでしょうから、そうならそう言ってください。私の質問が理解できないということもあるでしょうが、そうならそう言ってください。

第6回 11月7日

授業前半のディスカッション ITエンジニアの育成

講読資料

ディスカッションしたこと

授業後半資料

教員の顔色を窺わずに発言する

授業にもかなり慣れ、他の受講生ともよりいっそう顔なじみになってきた。だが、教員には親近感が湧かない。発言しても、何かつまらなさそうなムスッとした表情をされる。気に入る発言をしないと受け入れてもらえないのかもしれない。ひょっとすると、教員の考えと同じか似たような発言ができないと、機嫌が悪くなるのかもしれない。自分にはそんなことはできないから、今後はもう発言しないようにしたいと思う。

...という考えを捨ててください。発言する時に教員の顔色を窺う必要はありません。つまらなさそうな表情をするのは教員の悪い癖でしょう。つまらないと思っているわけではありません。教員に迎合するのはやめてください。教員に気に入られるような発言をしないようにしてください。少なくともこの授業に関して言うと、私には顔色を窺う価値はありませんし、迎合する価値もありません。

第5回 10月31日

授業前半のディスカッション AI俳優を起用したテレビCM

視聴資料

ディスカッションしたこと

発言のタイミングが重なったら譲り合う

授業に少しだけ慣れ、他の受講生とも少しだけ顔なじみになってきた。教員も他の受講生もどうやら信用できそうなので、どんな発言をしても馬鹿にされたりディスられたりすることはなさそうだ。だから、少しだけ勇気を出して、発言しようとした。そうしたら、ある受講生がまったく同じタイミングで発言しようとした。なんとも気まずい雰囲気になり、何だか申し訳ない気分になった。こんな気分を味わうのはイヤだし、他の受講生にも迷惑をかけることになるので、今後はもう発言しないようにしたいと思う。

...という考えを捨ててください。発言のタイミングが重なることはよくあることです。譲り合ってください。オリンピックの100m競走のように100分の1秒単位で発言順を計測できるわけではないので、テキトーに譲り合ってください。その場の雰囲気によっては、時間に余裕があればじゃんけんをしてもよいでしょう。もちろん、発言順は発言内容とはまったく関係ないもので、優劣を決めるものでもありません。質疑応答の主導権、情報共有全体の支配...そういったものとも無関係です。単にタイミングを決めるだけですから、勘違いしないように。言うまでもありませんが、じゃんけんなしで発言順を決められるのが理想的です。

第4回 10月24日

授業前半のディスカッション アナログレコード人気の再燃

講読資料

ディスカッションしたこと

関係するかしないかはあとで決める その2

関係ない発言をするとディスカッションの流れを乱し、空気を読まないヤツだと蔑まされる。情報共有のためには関係ある発言を積み重ねていかなければならない。話題を脱線させてしまったら怒られてしまうのではないか。自分の無駄話によって他の受講生の学びの機会が損なわれるとしたら、一体どうやって責任を取るべきだろうか。ネガティブなことばかりを考えてしまうから、絶対に発言はしない。誰かが発言するのを待つ。指名されれば発言するかもしれないけど、この授業ではどうやら指名されることはなさそうだから、絶対に発言しない。

...という考えを捨ててください。関係しないことは意外と役に立ちます。関係ないことだとあなたが思っていても、ほかの人には関係があることかもしれません。自分とは違う考えを持っている人がいる、同じことをぜんぜん違う角度から観察する人がいる...そういうことに気づくきっかけになります。少なくともこの授業には、似たような興味関心を持ち、同じような人生経験を積んだ、同じ世代を生きる若者が集っています。誰がどういう発言をしたとしても、それはそれで意味があります。もちろん、授業と何の関わりもない発言があったら授業担当者としてとても困惑しますが、通常はそのようなことは起こりません。

第3回 10月17日

授業前半のディスカッション アフターコロナ、ポストコロナ時代の移住

講読資料

ディスカッションしたこと

発言の根拠は自分自身

学術的な根拠のない発言をすると知性のなさを馬鹿にされる。思いつきで発言すると受け入れてもらえない。運が悪いと、他の受講生に囲まれた状態で辱めを受ける。ひょっとしたら、人格を否定されるかもしれない。ひょっとしたら、殺されるかもしれない...そこまでは行かないとしても、根拠のない思いつきの発言をすると減点され、成績評価が下がる。だから、絶対に発言はしない。誰かが発言するのを待つ。指名されれば発言するかもしれないけど、この授業ではどうやら指名されることはなさそうだから、絶対に発言しない。

...という考えを捨ててください。学術的な発言はほかの授業でしてください。この授業では求めていません。自分がしようとする発言の根拠はあなた自身にあります。学術的な根拠を探すとしたら数年かかってしまうかもしれません。そんなことをしていたら授業が成り立ちません。時間の無駄です。学術的な根拠のない、思いつきでいい加減な、テキトーかつ自己チューな発言は、私が許可するので、発言してください。そもそも、授業時間中の発言ひとつひとつを成績評価していません。

第2回 10月10日

授業前半のディスカッション デジタル時代の遺品整理

講読資料

ディスカッションしたこと

関係するかどうかはあとで考える

関係しないかもしれない発言をすると知性のなさを馬鹿にされる。運が悪いと、他の受講生に囲まれた状態で辱めを受ける。ひょっとしたら、人格を否定されるかもしれない。ひょっとしたら、殺されるかもしれない...そこまでは行かないとしても、関係しないかもしれない発言をすると減点され、成績評価が下がる。だから、絶対に発言はしない。誰かが発言するのを待つ。指名されれば発言するかもしれないけど、この授業ではどうやら指名されることはなさそうだから、絶対に発言しない。

...という考えを捨ててください。関係するかどうか、適切かどうか、すべてあとで考えてください。自分がしようとする発言が適切かどうかを事前に確認しなければならないとすると、発言をする前に確認をする機会・時間を設けなければなりません。発言のたびに時間がとられます。時間の無駄です。私が許可するので、発言してください。そもそも、授業時間中の発言ひとつひとつを成績評価していません。

第1回 10月3日

アンケートその1 授業配布資料はオンライン・PDFファイル、オフライン・印刷物、どちらがよい?

オンライン派 50%

オフライン派 50%

アンケートその2 自宅で利用しているパソコンはWindows・Macのどちら?