2025年度コンピュータ・リテラシー(cl6-2025、前期金曜5限)のページ

全15回授業終了までの課題

1. 授業の感想メール

2. タイピング練習

タイピング技能検定

7月の課題(案) プレゼンテーション実習

投票によって以下の2つのテーマから1つを選択し、プレゼンテーションを実施する。

  1. インターネット・スマホ時代の語学学習 学習方法の提案、実践の紹介
  2. 高校生が身につけるべきコンピュータ・リテラシー 大学1年生からの提案、オープンキャンパス参加者へのメッセージ

プレゼンテーション実施要領

6月の課題 授業紹介

前期に履修している授業1つを選択して、授業紹介文を作成すること。

授業紹介作成・提出要領

5月の課題 自己紹介の作成・提出

以下の3つのテーマから1つを選択して、自己紹介をすること。

  1. 本学国際関係学部の志望動機
  2. 英語の運用能力の向上にむけての取り組み
  3. 「ガクチカ」(上記の2以外で、学生時代に力を入れたいと思っていること、または、いま力を入れていること)

自己紹介作成・提出要領

第7回 5月30日

データの可視化、集計、読み解きの基礎・応用

第6回 5月23日

ドキュメント作成の基礎・応用

フォントサイズと行間の調整

授業時間中に配布された『最新版 論文の教室』(戸田山和久、2020年、NHK出版)の「9-4 内容がイマイチならせめて体裁だけでもキレイにしてね」(pp.273-283)によれば、レポート本文のフォントサイズは10.5ポイントか12ポイントに統一してほしいとのことだ(p.274)。たったいま書き終わったレポートは游明朝・10.5で書いているが、さすがに文字が小さすぎると思うので(老眼に苦しんでいると青山は言っていたし)、全体を12ポイントにしてから提出しよう。フォントサイズを10.5から12に変更すると、レポート全体の書式が大きく乱れてしまった。行間が広く空いてしまい、ページ数が増えてしまった。たった1000字程度の文章なのに2ページにわたってしまう。1000字程度のレポートは1ページに収めるようにと、青山はいつも強調しているから、2ページのレポートを提出したら自分は殺されてしまうに違いない。いったい、どうしたらいいのか...

...というようなイライラや悩みを抱えているWordユーザーは非常に多い。ウェブ検索してみると、間延びする行間を美しく整える方法を紹介しているページがたくさん検索されるはずだ。それくらいこの問題は深刻だ。今も日本中のどこかで、いや、世界中のどこかで、Wordユーザーが路頭に迷っている。この授業では、「標準文字数」「グリッド線」の2つの方法を紹介し、その効果を実際に検討した。問題を確実に解決できるとても簡単な方法なので、ぜひ覚えてほしい。そして、イライラや悩みを抱えている身の回りのWordユーザーにぜひ教えてほしい。

第5回 5月16日

ドキュメント作成の基礎・応用

文章をなるべく短く書く

授業時間中にも確認したが、よい文章を書くために実践してほしいことベスト3をあげるとすると、「文章をなるべく短く書く」「適切に句読点を使う」「段落を作る」の3つになる。このうち最も重要かつ難しいのは「文章をなるべく短く書く」ということだ。文章を短く書くことの重要性は、青山がなんの根拠もなくテキトーに自己チュー的に主張しているわけではない。黒木登志夫は『知的文章術入門』(岩波新書、2021年)の第2章で、分かりやすい知的文章の3条件「知的三原則」として「簡潔、明解、論理的」をあげている(p.20)。この授業の受講生は本学草薙図書館でぜひ確認してほしい。もちろんだが、黒木のアドバイスを読むだけで、分かりやすい知的文章を書くことができるようになるわけではないから、何か大きな勘違いをしないようにしてほしい。

なお、黒木はガン研究を専門とする医学者である。医学者のアドバイスは文系の我々には無縁のものだ、理系の学生に向けたアドバイスは文系の我々には理解することはできない、などと馬鹿げた考えを持たないようにしてほしい。よい文章を書く、分かりやすい文章を書く、これらの課題についてのアドバイスに、理系も文系もないのだ。

第4回 5月9日

World Wide Web  効率的な情報検索、情報・データの引用・参照

情報検索・情報収集の出発点を変える

何か調べたいことがある時、ウェブ検索を使えばおよそ目的を達成することができる。ごく短時間でとても簡単に目標を達成できる場合も、なかなか目標にたどり着かず長時間かかってしまった場合もあっただろう。これまでに十分な経験を積み、必要な知識とスキルを身につけているだろうから、あとはテキトーにやってほしい。

だが、何か調べたいことがあるが情報検索にかけられる時間が限られている、試行錯誤を繰り返すための余裕がない、という場合にはこれまでの経験があまり役に立たないかもしれない。その場合には、情報検索の方法や出発点を変えた方がよい。そのひとつは図書館を出発点とする方法だ。図書館に行けば、情報収集の範囲や参照できる資料の数量は限られるが、限られるからこそある意味で無駄のない検索・収集が可能になる。図書館以外の情報源を利用する必要がないからだ。今すぐそこにある書籍や、実際に手に取って触れることができる資料を参照するだけでも、かなり質の良い情報が得られるはずだ。情報の大海を泳いでいくようなウェブ検索も悪くないが、向こうから波が迫ってくる流れるプールのような受け身的な図書館利用も十分悪くないと思う。

第3回 5月2日

効率のよいパソコン操作 タッチタイピング、ショートカットキー

教員の発言や説明を疑う

授業時間中は静かに黙って教員の話術を楽しむ、披露されるさまざまな技をありがたく拝見する...そういう姿勢をぜひ改めてほしい。少なくともこの授業では、楽しんでもらえるような話術や技の数々を披露することはできない。取り組んでほしいのは、教員が説明していることが自分にもできるかどうかを実際に試してみる、ということだ。特に、教員が説明していることが間違っているかもしれないので、間違いがないかどうかを確認してみる、という姿勢をもってほしい。実際に、言い間違いやうっかりミスで意図せずに誤った情報を伝えてしまうことがある。どのような理由であれ、誤った情報を伝えてしまうのは教員の力量の問題で、いっさいの責任は教員にある。だが、それでは受講生は不利益だけを被ることになってしまう。それは健全ではない。だから、教員の発言や説明は、まずいったんは受け入れるが、それと同時に、疑ってかかり、本当に正しいかどうかを見極めてほしい。

パソコン実習の場合には、目の前にあるパソコンを実際に操作して、説明どおりの結果になるのか、意図した成果物が得られるかどうかを受講生自身が確認してほしい。もちろん、授業時間外に、授業のすき間時間を使って実習室で、自宅のパソコンを使って、授業内容を検証してほしい。大学生にとってそんなに難しいことではないはずだ。

第2回 4月25日

電子メール Active! Mailの操作、メール利用のルールとマナー、教職員とのコミュニケーション

英語を勉強する

パソコンやインターネットの用語の多くは英語由来だ。英語由来の用語をかっこよく英語風に発音できれば、それだけでパソコンやインターネットについて英語で話すことができる。例えば、「インターネットを利用する前には必ず、Web認証システムのページでログインする必要がある」という文章には英語由来の用語が5つある。あとは、「認証」を翻訳し、「〜の前に」「〜する必要がある」という簡単な英文を作成すれば、インターネット利用に関する本学独自のローカルルールについての指示文になる。例えば、日本語での意思疎通が難しい英語ネイティブスピーカー教員に対して口頭で指示できるようになる。これはこの授業の受講生にとってはさほど難しい課題ではない。本学での勉強を通じて英語の運用能力を向上させたい、より実践的な作文・会話のスキルを身につけたい、などと思っている受講生は実際に多いはずだ。

なお、多くの大学生がスコアを上げたいと考えているTOEICには、パソコンやインターネットに関連するビジネス会話を取り上げた問題が必ず出題されている。自分はパソコンやインターネットの専門家ではないから得点が下がっても何の問題もない、パソコンやインターネットに関連する問題は無得点でも他の問題で高得点を取ればそれでよい、と考えてもまったく問題ない。そうではないと考えるなら、ごく一般的なパソコンやソフトウェアの操作方法についての用語や関連表現を英語でも学ぶのがよいと思う(加えて、もし可能であれば、履修している地域言語でも)。

第1回 4月11日

本学のローカル・ルールの確認、各種サインイン・ログインの復習

いろいろな用語を覚える

各種サインイン・ログインの復習中、「ログイン名」を入力する欄に自分の氏名を入力している学生がいた。「ログイン名=ログインしようとしている人の本名」と認識したのかもしれない。もちろん、本名ではなく「システム管理者からユーザーに付与された、ログインするための識別子」を入力する必要があった。

経験豊富な人であれば、ログイン名=ユーザー名=ユーザーID=ログインID(=よりシンプルに「ID」)...ということは簡単に理解できる(理解していなくてもログインに失敗することはない)。ログイン=ログオン=サインイン=サインアップ...もまったく同様だ。もちろん、厳密には定義は違うだろうが、ごく一般的なユーザーレベルであれば、いずれの用語も同じものを指すと理解してまったく問題ない。こういうことも、瑣末なことで面白みのないことであるが、大学生として試行錯誤を積み重ねていき、情報システム利用についての知識を深めていってほしい。