2019年度ベーシック・スタディIII 授業メモ
第15回 2020年1月30日
- 1月課題映画についての研究報告を行い、質疑応答に対応する。
- 「『リアリティーをまとったファンタジー」を描く三谷喜劇の魅力」 『ラヂオの時間』(三谷幸喜、1997年)
- 魅力その1 リアルな人物設定
- 人間の良い側面や美しさだけでなく、嫉妬や怒り、悩み、虚栄心など、悪い側面や汚らしさにも光を当てる
- 『THE有頂天ホテル』(2006年)との比較
- 魅力その2 観客の予想を裏切るストーリー展開
- 日常的な「お約束のパターン」やごくありふれた「あるあるなシーン」が、奇想天外な場面設定のもとで非日常的に連続する
- 『みんなのいえ』(2001年)との比較
- 魅力その3 登場人物と観客が一体となるハッピーエンド
- 日常と非日常が組み合わさった、出来過ぎとも思える非現実的な結末を提示することで、観客の期待に応える
- 質疑応答での質問、今後の課題や提案など
- 三谷喜劇は現実の社会や世相をどの程度反映しているのか
- 三谷喜劇の魅力は外国人にも伝わるか
- 以下をテレビドラマを参考に、すべての放送が「生放送」だった時代の番組制作について考察してほしい
- Twelve Angry Men(アメリカCBSテレビ『Westinghouse Studio One』、1954年)
- 「時代とともに進化してきた映画業界」 『雨に唄えば』(ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン、1952年)
- 第一次世界大戦後のアメリカで起こった社会変革
- 快楽主義、文明の発達、狂騒の20年代
- 映画業界においては、サイレント映画からトーキー映画への移行
- トーキー映画に対する否定的な評価
- 新しいものへの拒絶
- 気味が悪く、受け入れがたい
- 無声であることの芸術性や価値が台無しにされる
- 新しいもの、社会変革への拒絶反応
- いつの時代にも見られるのではないか
- 社会をより良いものにするイノベーションへの抵抗感や違和感
- 現代社会においては、AIの導入・発展がもたらす利益についての漠然とした不安や疑問
- 「労働の効率化」「生産性の向上」と「雇用の不安定化」「非人間的な労務管理」
- 映画を見終えての提案 日常生活を見直し、身の回りの出来事を振り返ること
- 慣習化しているものごとを批判的に観察することによって、より良い社会が作られていくのではないか
- 質疑応答での質問、今後の課題や提案など
- トーキー映画黎明期のフランス社会はどのような様子だったのか
- 1920年代のアメリカで見られた「快楽主義」とはどのような現象を指すのか
- 「発声クリニック」のシーンの面白さについて、イギリス英語とアメリカ英語の違いをふまえて考察してほしい
- プレゼンテーションの総合評価
- 以前よりも充実したプレゼンテーションを行うことができた
- 独自の意見や分析を発表できるようになった
- 質疑応答で、聴衆の視点から独自の意見や分析を発表できるようになった
- より具体的な事例をあげて説明・考察できるようになった
- 配布資料やスライドに要点をうまくまとめられるようになった
- プレゼンテーションについての知識やスキル、臨む態度について課題が残った
- 配布資料を目で追うために視線が下がり、聴衆を置き去りにしてしまう
- 聴衆に視線を投げかけ、スピードの調整や語句の補足説明を行えるように心がけたい
- 参考文献・ウェブサイトについての理解・考察が足りない
- 引用した他者の意見・分析について、自分の意見・分析と関連づけて説明・解説する必要がある
- 声が小さくなってしまい、自信がないように感じられる
- 語尾を明確にしてなるべく文章を短くすることで、聴衆に向けてメッセージを強く伝えるように心がけたい
- 教員・受講生全員で授業評価を行う
- 何を学ぶことができたか・できなかったか
- 授業をどのように改善することができるか
第14回 2020年1月23日
- 1月課題レポートの推敲・校正を通して、また、レポートに記載した「映画のあらすじ」の相互評価を通して、よりよいレポートの書き方を検討する
- 『ラヂオの時間』(三谷幸喜、1997年)
- 『雨に唄えば』(ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン、1952年)
- 映画全体のストーリーや作品に込められたメッセージを十分に伝えることができているか
- 登場人物や場面設定を読者が正しく理解できるかどうか
- 映画やテレビドラマのウェブサイトで紹介されているキャスト情報や人物相関図を参考に
- 筆者の独自の分析や意見を象徴する特定のシーンやセリフを具体的に紹介しているか
- 映画を見ていない読者でも論点が具体的に描けるように
- レポートの書き方についての疑問
- 結局、レポートをどのように書けばいいのか、という究極の疑問が残る
- 与えられた命題について何をどのように書くのか
- 自分の意見と他人の意見をどの割合で書くのか
- 参考文献を参照すると独自の分析や意見を書くことができなくなる
- すべての分析や意見が参考文献に書かれているような錯覚に陥り、自分の分析や意見に独自性を見出せなくなる
以下のテレビ番組を視聴し、プレゼンテーションについて自由に考察する。
1月課題レポートの締め切り 2020年1月16日
- 課題映画8本の中から1本を選び、2000字前後のレポートを作成する
- 内容・ストーリー紹介30%、感想・気づき・独自研究70%を目安に
- 国際関係学部の学生にふさわしい観点・着眼点で
- 楽しみながら工夫して、読み応えがあるものに
- Wordファイルを青山宛電子メールで提出すること
- 締切日時は1月16日(木)23時59分59秒とする
第13回 2020年1月16日
- 「人とモノの移動」「社会変革をもたらす技術革新・イノベーション」の観点から、以下について自由に議論する。
- 本学の附属図書館で利用できるオンラインデータベースの利用方法を理解する。
- 聞蔵Ⅱ ビジュアル(朝日新聞の検索)
- 静岡新聞データベースplus日経テレコン(静岡新聞と日本経済新聞の検索)
第12回 2020年1月9日
- 『静岡時代』の記事を題材に、文章の推敲・校正を練習する。
- いずれの記事も「よい文章」であるが、以下の観点から精読し、「よりよい文章」のための推敲・校正を提案する
- 長い文章を短く区切ることができるか
- 広くあいまいな意味を持つ言葉をより具体的・限定的な意味を持つ言葉に言い換えることができるか
- 言葉遣いや言い回しが文章全体のテーマや論旨に合致しているか
- 言葉遣いや言い回しが書き言葉にふさわしいか
- 読者が理解できない専門用語や馴染みのない難読漢字を多用していないか
第11回 2019年12月19日
- 11月課題映画についての研究報告を行い、質疑応答に対応する。
- 「海外の新聞記者を見てみる」 『大統領の陰謀』(アラン・J・パクラ、1976年)、『新聞記者』(藤井道人、2019年)
- 命がけの取材活動
- 陰謀者に命を狙われる
- 誤報によって記者生命を奪われる
- 日米の新聞記者の共通点
- 取材に対する熱意がある
- 内通者や「情報屋」との人間関係に特徴がある
- 2つの映画を見て変化した新聞記者のイメージ
- 「敵」ではなく「正義の味方」
- スキャンダルやゴシップではなく真実や公正さを、時には命を懸けて追求する
- 「政治家に期待すること」 『オール・ザ・キングスメン』(ロバート・ロッセン、1949年)
- 1976年の日本公開時に発覚した「ロッキード事件」との比較を試みる
- 第二次世界大戦後の日本で発覚した最大級の汚職・疑獄事件
- 2016年前後に起きた「田中角栄ブーム」を検証する
- 貧困からの立身出世
- 実行力とリーダーシップ
- 政治・経済が停滞していて、政治家に対しても期待が持てない中で、田中が実権を握っていた高度経済成長期に対するあこがれがあるのではないか
- 閉塞する現状を打破してくれる強力なリーダーシップを持つ政治家を国民は求めているのではないか
- 報告者への質問
- 映画の中で最も印象的だったシーンは何か。
- 新聞記者のイメージが大きく変わるきっかけとなったシーンは何か
- 政治家の汚職や腐敗に関心を向けるきっかけとなったシーンは何か
- 田中角栄ブームの検証をふまえて、政治家としての安倍晋三をどう評価するか
- 新聞記者が国と対峙する、取材活動が政治に脅かされる様子は、映画の中ではどのように描かれていたか
- 報告の評価
- 第1報告の「新聞記者は命がけ」に込められたダブルミーニング的な論点が的確である
- 暗殺される、自殺に追い込まれるなどして、物理的な死を迎える
- 誤報や行き過ぎた取材活動によって失職し、職業的な死を迎える
- 第2報告は、映画評論家の意見・批評へ無批判に追従したように思われる
- 他者の視点・観点から逃れられず、自身の問題意識が薄れる
- 独自性に欠けた論点が積み重なり、論理展開が飛躍しすぎる
- 共通の課題として、もっと自信を持って報告・質疑応答に臨んでほしい
- 根拠のない自信を持つこと
- 言葉遣い・発声・視線・姿勢に気を配ること
- 重要な論点や独自の解釈に魂を込めること
第10回 2019年12月12日
- インターネット時代のジャーナリズムについて、BBCの取り組みについての記事を読み、自由に議論する。
- BBC News launches 'dark web' Tor mirror(BBC、2019年10月23日)
- 「ダークウェブ」の基盤にある通信秘匿化・匿名化システム「トーア」(Tor)とは
- ダークウェブではどのような情報が共有されているか
- 報道機関・マスメディアがダークウェブを活用しているのはなぜか
- 通信秘匿化・匿名化システムの価値と存在意義は
- 長所と短所は、メリットとデメリットは
- 通信を秘匿化・匿名化することの是非は
- インターネットは自由な情報空間なのか
- 通信内容の傍受、情報共有の統制は何のために行われるのか
- どのような国・地域で
- どのような社会背景で
- 日本では行われているのか
第9回 2019年12月5日
- 11月課題レポートの推敲・校正を通して、よいレポートの書き方を検討する
- 読者・評価者の存在を意識する
- 自分のレポートを第三者の視点で推敲・校正する
- 時間をおいて、冷静に推敲・校正する
- 可能であれば、友人・知人からの評価を受ける
- なるべく短い簡潔な文章を書く
- 複数の意味を取りうる語句の使用を避ける
- 引用を適切に行う
- 他者の主張・意見を間接引用(要約、パラフレーズ)し、自身の主張・意見の裏付け・根拠を示す
- 1月の課題映画 テーマ:コミュニケーション・ツールの変遷、古いメディアが新しかった時代の人間関係
- ラジオ
- テレビ
- 『クイズ・ショウ』(ロバート・レッドフォード、1994年)
- 『日本の黒い夏 冤罪』(熊井啓、2000年)
- 映画
- 『雨に唄えば』(ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン、1952年)
- 『ニューシネマ・パラダイス』(ジュゼッペ・トルナトーレ、1988年)
- インターネット
- 『ウォー・ゲーム』(ジョン・バダム、1983年)
- 『ユー・ガット・メール』(ノーラ・エフロン、1998年)
11月課題の締め切り 2019年12月2日
- 課題映画2本の中から1本を選び、1500字前後のレポートを作成する
- 内容・ストーリー紹介30%、感想・気づき・独自研究70%を目安に
- 国際関係学部の学生にふさわしい観点・着眼点で
- 楽しみながら工夫して、読み応えがあるものに
- Wordファイルを青山宛電子メールで提出すること
- 締切日時は12月2日(月)17時とする
第8回 2019年11月21日
- 以下の研究報告を聴講し、紹介されたテレビ番組の内容もふまえて、自由に討論する
- 書籍ビジネスに未来はあるのか? 配布資料(Wordファイル)
- 『ガイアの夜明け』「大人が楽しむ!進化する日本橋シリーズ 東京新名所ウオーズ6弾」(テレビ東京、2019年10月8日放送回=BSテレビ東京 、2019年10月21日放送回)
- つい最近も本・雑誌を購入した。
- オンライン書店で購入し、コンビニ受け取りサービスを利用した。
- 静岡市中心街にある大型書店をよく利用している。たくさんの本・雑誌が陳列されているのがとてもよい。
- 現時点であまり必要とされていない書籍ビジネスに未来はないのではないか。「書店」という業態・カテゴリーでのビジネスはなくなるのではないか。もし、書籍ビジネスが生き残るとしたら、何か別のビジネスに依存することが必要なのではないか。異業種との交流や書籍以外の物品・サービスの販売を突き詰めていった場合、もはや「書店」と呼ぶことができないものになるのではないか。
- 必ずしも「紙」である必要はなく、「リアル」にこだわる必要もないのではないか。例えば、学校教育では電子辞書よりも紙の辞書の利用が推奨される傾向があるが、実際には電子辞書の方が使い勝手がよい。このことにも現れているように、電子化・ペーパーレス化の動向に書籍ビジネスもこれまで以上に大きな影響を受けるのではないか。
- 特定の分野の本だけを販売する書店や店長のお薦め本をセット販売する書店のような、こだわりの書店があるらしい。
- 挑戦的な書籍ビジネスを地方都市で展開するのは無理があると思う。そもそも人口が少ない都市は市場が小さい上に、他の都市からの集客を見込めるだけの魅力は書籍ビジネスにはないと思う。
- 企業経営の実態を垣間見ることができて、とても参考になった。特に、企業の存亡をかけた決断が迫られる場面が印象に残った。
- 以下のテレビ番組で行われたパブリック・スピーチ、プレゼンテーションを3つの観点から評価する。よいスピーチ・プレゼンとは何か、話者・聞き手に求められる心構え・態度・準備・知識・スキルは何か、総合的に検討する。
- 『視点・論点』 NHK教育テレビ、2019年11月11日〜13日放送回
- 『時論公論』 NHK総合テレビ、2019年10月28日〜11月1日放送回
- 事前に提示されているタイトル・題目は興味深いものか
- 話者の話し方・印象はよかったか
- スピーチ、プレゼンテーションの内容・話題は興味深かったか
第7回 2019年11月14日
- 受講生が選んだテーマについて、テレビ番組と映画を参考にして、自由に討論する
- ドキュメンタリーとは何か?
- 『太陽の下で -真実の北朝鮮-』(ヴィタリー・マンスキー、2015年)
- 『ノーナレ』「“勝利”を売る男」(NHK総合テレビ、2018年12月17日放送回)
- 『ドキュメント72時間』「渋谷郵便局 街角の“平成史”」(NHK総合テレビ、2019年6月7日放送回)
- 『ザ・ビッグハウス』(想田和弘、マーク・ノーネス、テリー・サリス、2018年)
- 受講生によるはじめてのパブリック・スピーチ、プレゼンテーションを講評する
- よかった点
- ドキュメンタリー番組・映画の社会的意義、制作手法に内在する問題点や矛盾について、制作者と視聴者の双方の視点から多面的に分析することができた。
- 意見交換の時、聞き手が言いよどんでしまったことをうまく言い換え、意見を引き出すことができた。聞き手の言葉が足りない点を適切に補うことができた。
- 自分の主張や論点が明確に示めされていた。そのための準備が十分になされていた。
- パソコンとDVDプレイヤーを適切に扱うことができた。
- 悪かった点
- ドキュメンタリーの定義・概念についての議論(特に、懐疑的な論点)が深く掘り下げられた結果、特に予備知識のない聞き手にとって、少し押し付けがましい論調になった。
- プレゼンテーションの時間が大幅に延長した。
- スライドショーに視線が集中したため、理解度の確認やスピードの調整など、聞き手への配慮が十分ではなかった。
第6回 2019年11月7日
- 映画『新聞記者』(藤井道人、2019年)を見て、自由に討論する
- 11月の課題映画 テーマ:新聞
- 『オール・ザ・キングスメン』(ロバート・ロッセン、1949年)
- 『大統領の陰謀』(アラン・J・パクラ、1976年)
10月課題の締め切り 2019年11月1日
- 課題映画4本の中から1本を選び、1500字前後のレポートを作成する
- 内容・ストーリー紹介30%、感想・気づき・独自研究70%を目安に
- 国際関係学部の学生にふさわしい観点・着眼点で
- 楽しみながら工夫して、読み応えがあるものに
- Wordファイルを青山宛電子メールで提出すること
- 締切日時は11月1日(金)17時とする
第5回 2019年10月31日
- 受講生が選んだテレビ番組を見て、自由に討論する
- 『ココズレ2 ココがズレてる健常者2~障害者100人がモノ申す~』(NHK教育テレビ、2017年8月18日)
- あなたにとって障害者とは?
- 「障害者に同情・配慮する」「障害者という弱者を手助けする」という現状から次の段階へステップアップする必要がある。いろいろな考え・立場の人の間のギャップやズレを埋めるために、人々が話し合う、ぶつかり合う必要がある。それらのきっかけとして、この番組を見てみたい。
- 受講生によるはじめてのパブリック・スピーチ、プレゼンテーションを講評する
- 番組の内容について
- 本音で語り合うとは? テレビ番組での適切な演出、コンプライアンスの範囲内での討論になってしまう可能性は?
- 日常生活で障害者を見かけたら実際にはどのように接するか?
- 感動ポルノとは?
- スピーチ、プレゼンテーションについて
- プレゼンテーション機器の接続を確実に行うこと。
- アナログ接続とデジタル接続
- 映像入出力の手動検知
- Windowsパソコンでのマルチディスプレイの扱い方
- 「ディスプレイの拡張」「ディスプレイの複製」の違い
- 映像資料15分+自由討論15分という時間配分は適切だったか?
- 必要十分な準備とは?
- 自由討論が想定どおりに進められたかどうか?
書店業界の動向や新しいビジネスモデルについて自由に考察する
第4回 2019年10月24日
- ハフポストの記事を読んで、自由に考察する
- 相手の立場に立った円滑なコミュニケーションについて考察する
- コミュニケーションには摩擦や誤解、対立や居心地の悪さが避けられないことがある。それらは言語や文化背景を異にする人とのコミュニケーション以外の状況・場面でも起こりうる。このことを、以下の事例を通じて検討する。
第3回 2019年10月17日
- 以下のテレビ番組を見て、自由に考察する
- 『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日、2013年7月21日放送回)
- 番組初の同性婚カップルの出演(フランス・パリでの公開収録)
- 想定外のことや予想だにしなかったことが起こる。
- テレビ番組が世相を反映して制作されている。世相を反映してテレビ番組が制作されている。
- 図書館の蔵書を活用する
- 書架を眺めることで、多種多様な入門書・専門書があることを知ってほしい。
- 研究倫理を理解する
- 「誤記や捏造…揺らぐ出版、刊行数増、編集にしわ寄せ」(日本経済新聞、2019年10月7日月曜日、朝刊36面)
- 書籍の自主回収・絶版の事例を通じて、剽窃・盗用などの研究不正の社会的影響を理解する。
- テレビ番組での「やらせ」や過度の演出のような放送倫理についての社会問題からも学ぶところが多い。
第2回 2019年10月10日
- 以下のテレビ番組を見て、自由に考察する
- 書籍を手にとってみる
- 以下の新書を手に取り、情報収集のきっかけをつかんでほしい。
- 古書店・古本屋も侮ることはできないので、時間の許す限り立ち寄ってほしい。また、フリマアプリやオークションサイトも活用する価値がある。
- インターネットを活用する
- 21世紀的な情報発信サイトをぜひ活用してほしい。ハフポストは価値あるサイトの一つである。
- 10月の課題映画 テーマ:受講生の現在の興味関心、受講した授業の周辺分野
- 『フロム・イーブル ~バチカンを震撼させた悪魔の神父~』(エイミー・バーグ、2006年)
- 『太陽の下で -真実の北朝鮮-』(ヴィタリー・マンスキー、2015年)
『ジーザス・キャンプ~アメリカを動かすキリスト教原理主義~』(ハイディ・ユーイング、レイチェル・グラディ、2006年)
『かぞくのくに』(ヤン・ヨンヒ、2012年)
第1回 2019年10月3日
- 教員と受講生の自己紹介
- 大学で学んでみたいと思っていたこと、大学の授業を通じて関心を持ったこと、いま興味を持っていること
- 授業の目的や方針の確認
- テレビ番組や映画などの映像資料を通じて、現代社会を広く学んでいく